ごあいさつ

人間はすべからく関係性のなかでしか生きられません。人の心の病はとりもなおさず「対人関係の病」といえます。はからずも病を得、社会と対人関係からの“脱落感”に一時的にせよさいなまれ、深く苦悩する人々に対して、いったい私たちはどのように手を差しのべたらよいのでしょうか。

 

いうまでもないことですが、患者も人であり治療者も人です。そして畢竟、人は人によってしか癒されないものだといいます。目指されるべきは明るく暖かい人間的な場の創造であって、そこでようやく人と人との本来のふれあいが可能になると思います。暗く閉ざされた冷たい環境の下で、本来備わっているはずの自然回復力の芽さえも摘み取られかねません。開かれた医療現場と地域社会の懐の深さが、きっと病む人々に生きる勇気と希望を与えてくれるはずです。

 

まずもって癒されるべきは人の心であり、また誰しもが等しく病み得るということをしる必要があります。私達は多くの心病める人々にとって、ミネルバ病院が、いっときの踊り場的休息の場、あるいは避難場所であれたらと願っています。

 

ミネルバ病院はふつうの精神病院です。そしてあたりまえの仕事をしていきたいと考えています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

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